毎日を自分らしく生きたい人のゆるーり雑談blog

ちょこっと、ゆるりと。〜中学生シオンの物語〜

2人のキャラクターと共に、毎日思ったことや本から得た知識についてゆるーり発信していきます!

“仙人の教え|毎日自分らしく楽しむことに人生の意味がある”

☆君に捧げる20日間〜正夢少年の物語(最終話)〜☆

こんばんは( ・∇・)

 

 

 

いよいよ、「正夢少年の物語」も最終話を迎えました♪( ´▽`)

 

 

 

 

 

 

正夢と現実の内容を変え、必死に七虹ちゃんを助けようとする光。

 

 

だがとうとう運命の20日目を迎えてしまった。

 

 

この日、最大のピンチが光に襲いかかる。

 

 

光の想いは七虹ちゃんへ届くのか。

奇跡は起こるのか。

 

 

 

それでは最終話をお送りします( ・∇・)

 

 

 

f:id:sinseikatudaiki:20180725151115j:plain

 

 

 

・・・・・

 

 

20日

 

 

学校のみんな、地域のみんな、世界中のみんなにおかげで、無事アメリカの医療チームを日本に呼ぶことができた。

 

 

 

そして、今朝、日本にその医療チームが到着したという知らせを聞いた。

 

 

 

これで七虹ちゃんは救われる。

 

 

 

これからも七虹ちゃんと笑い合ったりできる。

 

 

 

そう思っていた。

 

 

 

だが、まさかの事件が起こってしまった。

 

 

 

光の携帯に一本の電話が入った。

 

 

 

「もしもし、光くん? 七虹の母だけど。」

 

 

 

七虹ちゃんのお母さんからの電話だった。光はてっきりアメリカの医療チームが無事病院に着いたという電話の内容かと思っていた。

 

 

 

「光くん。大変なことが起きてしまったの。

実は、、アメリカの医療チームが日本に着いたのはいいんだけど、日本の政策で、新たに海外から持ち込まれた薬は数々の試験をクリアしないと、実際に患者さんに投薬できないらしいの。」

 

 

 

「だから、どう考えてもその薬を七虹に飲ませるには1〜2ヶ月ほど先になってしまう。」

 

 

 

 

光の顔は青ざめた。

 

 

もう七虹ちゃんの限界は刻々と迫っているというのに。

 

 

確かに、薬を飲ませるに当たって、安全性とかそういうのが明確にされない限り、安心して投薬はできないだろう。

 

 

でも、今は状況が状況だ。

 

 

少しでもはやく七虹ちゃんにその薬を飲ませてあげないと、かけがえのない一人の少女の命が失われてしまう。

 

 

 

「僕は!僕は!絶対に七虹ちゃんを助けるって決めたんだ。国の政策かなんか知らないけど、一刻に早く薬が必要なんだ。」

 

 

 

そう心に思った光は最後の勇気を絞って、日本という国に対して自分の気持ちを訴えかけることにした。

 

 

 

「七虹ちゃんのお母さん。聞いてください。僕は七虹ちゃんの命が助からないなんて考えられません。どんなことがあろうと、絶対に助けたいんです。」

 

 

 

「光くん。そうだよね。こんなところで七虹の命が失われるなんて、そんな結果誰も望んでないよね。助けよう。何が何でも助けよう。」

 

 

 

光と七虹ちゃんのお母さんだけではない。

 

 

 

世界中の人が今は七虹ちゃんを助けようと尽力してくれている。

 

 

 

全員の力を合わし、必死に国の代表者に対して訴えかけた。

 

 

 

代表者は頑なに国で決められたことなんだと言い放ち、新しい薬の服用を認めてくれない。

 

 

 

ただ、光たちも決して諦めなかった。

 

 

 

七虹ちゃんの想い、光の想い、母の想い、祖母の想い、学校の人の想い、地域の人の想い、日本中の想い、世界中の想い、

 

 

f:id:sinseikatudaiki:20180725151550j:plain

 

 

その全ての想いを代表者にぶつけた。

 

 

 

1時間にわたる長期戦だったが、最終的には代表者も納得し、アメリカの新薬の使用が認められた。

 

 

 

その時代表者がこう言ったんだ。

 

 

 

「君の気持ちは本当なんだね。私はずっと国の政策に則って色々判断を下してきた。でもそれよりも大事なことがあるって君から学ぶことができたよ。

必ず彼女を助けるんだよ!」

 

 

光の勇気ある行動が国さえも動かした。

 

 

 

その後、アメリカの医療チームは急いで、七虹ちゃんが入院している病院へと向かい、もう限界を迎えそうな七虹ちゃんに新薬を飲ませた。

 

 

 

この時、心肺停止の状態を示す「ピーーーーーーーーーーー」という音は聞こえなかった。

 

 

 

救われたんだ。

 

 

七虹ちゃんは救われたんだ。

 

 

やった。やった。

 

 

僕は、現実を変えることができた。

 

 

 

そして、七虹ちゃんを助けることができた。

 

 

 

そう心の中で思った光は、今にも泣きそうな表情でアメリカの医療チームにこう言った。

 

 

「Thank you!」

 

 

アメリカの医療チームがなんと言ったのか、この時光にはわからなかったが、どうやら僕を褒め称えていたらしい。

 

 

「There is only one life, as there is only one Earth.」

(地球が一つしかないように、命も一つしかない。)

 

「You are an important person for this girl.」

(君はこの子にとって大事な人だね。)

 

 

最後にアメリカの医療チームはこう言って、アメリカに帰っていったのだった。

 

 

 

 

それから半年後

 

 

いつも待ち合わせしているこの公園。

 

 

ここではいろんな思い出がある。

 

 

僕の大好きなそして、大事な人がまもなく来る。

 

 

「光!お待たせー。ごめんねちょっと遅れちゃって。」

 

 

光の目線の先には、あの優しい笑顔で話しかけてくる七虹の姿があった。

 

 

 

オレンジ色の私服を着ていたからか、いつも以上に七虹が爽やかに見えた。

 

 

 

「僕もさっき来たところだよ。じゃあ、行こっか!」

 

 

 

様々な困難を乗り越えて来た二人。

 

 

 

その二人の背中は、どのカップルよりも、幸せで仲睦まじいものに見えた。

 

 

 

 

その二人を優しく照らし続ける光。

 

 

f:id:sinseikatudaiki:20180725151949j:plain

 

 

そしてその横には、7色に輝く虹が空を彩っていた。

 

 

f:id:sinseikatudaiki:20180725152057j:plain

 

 

 

終わり。

 

 

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

今まで12話にわたって、「正夢少年の物語」をご覧いただき、ありがとうございました( ・∇・)

 

 

無事に最終話まで書き終えることができました♪( ´▽`)

 

 

 

正直最初は大雑把なストーリーしか考えてなかったので、最後まで書けるかどうか不安だったのですが、どうにかストーリーをつなぐことができて安心してます笑

 

 

 

物語の主人公になったつもりで書いていくってことは結構難しいことなんだなと改めて実感しております笑

 

 

 

物語が進むにつれて、「この構成の方がいいのかな?」とか、「この展開にした方がよかったなー。」とか色々考えることもありました!

 

 

 

あと、思ったことを言葉で表現する難しさにも直面しました!

 

 

 

ただ、ストーリーを考えることはやっぱり楽しいので、

これからも色々書いていこうかなって考えていますo(`ω´ )o

 

 

 

それでは、今日はこの辺で!

 

 

 

またまたー( ・∇・)