毎日を自分らしく生きたい人のゆるーり雑談blog

ちょこっと、ゆるりと。〜中学生シオンの物語〜

2人のキャラクターと共に、毎日思ったことや本から得た知識についてゆるーり発信していきます!

“仙人の教え|毎日自分らしく楽しむことに人生の意味がある”

☆君に捧げる20日間〜正夢少年の物語(エピソード2)〜

こんばんは( ^∀^)

 

 

今日も引き続き、「正夢少年の物

語」をお送りします♪( ´▽`)

 

 

 

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光はある時からかなり鮮明でリアルな正夢を

見るようになった。

 

 

 

それは自分にとって好都合なことばかり。

 

 

 

夢を見初めてから3日が経ち、光自身今日も

どんな正夢を見るのか、楽しみにしている。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

3日目

 

僕にとっての1日は、これまでの1日とは全

く異なるものになった。

 

 

 

聞いてほしい。

 

 

 

僕にはどうやら夢を現実にするという能力が

あるらしい。

 

 

 

なんでこんな能力を手に入れたのかはわから

ないが、せっかくならこの能力を使って、も

っと人生を楽しんでやろう。

 

 

 

 

部屋に差し込む光を見ながら、そう思った。

 

 

 

そうだ、こんなところでじっとしていられな

い。

 

 

 

ベッドから飛び降り、家族がいるリビングへ

と駆け下りた。

 

 

 

「どうしたの?そんな急いで。」

 

 

 

そう問いかけてくる母親にも大した返しをせ

ず、出てくる料理を素早く喉の奥に流し込

む。

 

 

 

ささっと歯磨きを済ませた後、「行ってきま

す!」の一言だけ残し、玄関の扉を開けた。

 

 

 

 

その足はすごく軽快だった。

 

 

 

今日もいい日になる。

 

 

光はそう確信していた。

 

 

 

「ピピ、ピピ、ピピ、」

 

 

今日の朝も光はリアルな夢を見ていた。

 

 

 

しかも、いつも以上に嬉しい夢だった。

 

 

 

自分の好きなあの子が夢に出てきたからだ。

 

 

 

その子とは、同じ学校に通う「七虹(な

な)」。

 

 

 

クラスは同じではないので、あまり話したこ

とがない。

 

 

 

どんな人とも仲良くなれるタイプで、裏表が

全くない。

 

 

 

「笑顔も素敵だし、こんな人と付き合えた

ら、自分も自然体でいられるんだろうな

ー。」

 

 

こんな気持ちだ。

 

 

 

その七虹ちゃんが自分の夢に出てきたんだ。

 

 

 

今からそれが実現になるって思ったら、ウキ

ウキしてたまらない。

 

 

 

「キーンコーンカーンコーン。」

 

 

授業の終わりを知らせる音が学校中に鳴り響

く。

 

 

 

僕はこの音が大好きだ。

 

 

 

この音が鳴った瞬間に、勉強から解放される

からだ。

 

 

 

 

今日は放課後に、部長会議がある。

 

 

 

僕はバドミントンの部長をしているので、そ

の会議に出席しないといけない。

 

 

 

最近は全然会議すらなかったのだが、なんか

急に行うらしい。

 

 

 

会議自体はあまり好きではないが、その会議

に七虹ちゃんがくるから気持ちは舞い上がっ

ていた。

 

 

 

七虹ちゃんも吹奏楽部の部長をしていたの

だ。

 

 

 

その会議の内容は主に、

 

「二人一組になって1週間に一回程度、部活

の状況について話していく。

また2ヶ月後に全体の会議を行う。」

 

みたいなことだった。

 

 

 

正直、めんどくさい。

 

 

 

ただ、僕のペアが七虹ちゃんに決まった瞬

間、モチベーションが120倍高まった。

 

 

 

だって、必然的に1週間に1回は話せるのだ

から。

 

 

 

「光君だよね?これからよろしくねー!

私正直会議とか苦手な方で、部長としてもみ

んなをうまくまとめられてないから、めっち

ゃ不安なんだー。」

 

 

七虹ちゃんの方から気さくに話しかけてくれ

た。

 

 

 

ここは普通男子から話しかけるべきなのに笑

 

 

 

「こちらこそよろしくねー!

僕もまさか自分が部長になるなんて思っても

いなかったよー!

不安同士、色々頑張っていこー!」

 

 

そう言うと、七虹ちゃんは少し驚きの顔を浮かべていた。

 

 

 

「えーー!光君って不安に思ってることある

んだ!

不安なんて感じない人なんだと思ってた。」

 

 

 

ププって笑いながら僕の顔を少し眺めてき

た。

 

 

 

「僕だって不安・悩みくらいあるよー!

ってか、なんで僕の顔見て笑ってるんだよ

ー!

なんか虫でもついてる?笑」

 

 

 

「ごめんごめん、光君ってほんと元気な子だ

なって思ったらついつい笑っちゃった。虫つ

いてるかもよー笑」

 

 

 

こんな感じで、この日は七虹ちゃんと楽しい

会話ができて、気分が爽快だ。

 

 

 

 

 

4日目

 

「ピピ、ピピ、ピピ、ピピ、」

 

 

いつもと同じように目覚ましの音で目がさめ

る。

 

 

 

今日はどんな楽しいことが待っているのだろ

うか。

 

 

 

 

今日は通学中に、荷物をたくさん持っている

おばあちゃんを見かけた。

 

 

 

僕の性格上、そんな人をほっておけない。

 

 

 

すぐにそのおばあちゃんのところに駆け寄

り、

「よかったら、その荷物持ちますよ!」

 

と話しかけた。

 

 

 

おばあちゃんは笑顔で「ありがとう。」と答

えてくれた。

 

 

そのおばあちゃんは足を少し痛めているの

か、歩きづらそうにしていた。

 

 

 

「おばあちゃん、足大丈夫ですか?」

 

 

そう言うと、おばあちゃんは優しい口調でこ

う言った。

 

 

 

「これくらい大丈夫だよー。荷物なんて持っ

てくれてありがとうねー。

そうだー!ちょっと私の家によっていかな

い?」

 

 

 

とてもありがたかったのだが、おばあちゃん

の家によっていくと、

学校に遅刻してしまうので、今回はお断りす

ることにした。

 

 

「ごめんなさい、おばあちゃん。寄って行き

たいんですけど、学校に遅刻してしまうの

で、また来させてもらっていいですか?」

 

 

 

そう言うとおばあちゃんは、にっこり微笑ん

で、

 

「また、いつでもおいでねー!」と言って、

手を振って見送ってくれた。

 

 

 

 

絶対にまたおばあちゃんの家に寄ろう。

 

 

 

 

 

それから学校に向かおうとした途中、見覚え

のある女の子を見つけた。

 

 

 

それは間違いなく七虹ちゃんだった。

 

 

「どうしてこんなところを私服で歩いている

のか?今日は学校があるというのに、」

 

 

赤色のワンピースを着た七虹ちゃんだった

が、こっちに気づくことなく、僕がいる道と

は逆の道を歩いていた。

 

 

 

「こんなところで話しかけるのは無理だな

ー。」

 

 

 

ちょっと気になったが、学校に遅刻するの

で、素早く学校に向かった。

 

 

 

5日目

 

「ピピ、ピピ、ピピ、ピピ、ピピ、」

 

 

目覚めしが鳴り響くと同時に目が覚めた。

 

 

朝から僕の心は落ち着かない状態だった。

 

 

「なんなんだ?今日の夢は、、、、」

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

今日はここまでです( ・∇・)

 

 

5日目の朝、光はなぜ心が落ち着かなかった

のでしょうか?

 

 

いよいよ物語が動き始めましたね!

 

 

 

明日は、更新できないかもしれないので、

次のエピソードは明後日更新になるかもしれ

ません!

 

 

続きを楽しみにしていてくださいね笑

 

 

 

それでは今日はこの辺で!

 

 

またまたー♪( ´▽`)