毎日を自分らしく生きたい人のゆるーり雑談blog

ちょこっと、ゆるりと。〜中学生シオンの物語〜

2人のキャラクターと共に、毎日思ったことや本から得た知識についてゆるーり発信していきます!

“仙人の教え|毎日自分らしく楽しむことに人生の意味がある”

☆超監視社会からの脱出〜エピソード3〜☆

こんばんは( ・∇・)

 

 

 

今日はエピソード3(進路・勉

強・学校について)

お送りしたいと思います!

 

 

 

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・・・・・・

 

 

 

 

真っ直ぐに伸びる水平線。

 

 

私は最近よく海に来る。

 

 

 

あの時は監視社会だった。

 

 

ただ、自分の力で何か変えようと必死に食ら

いついた。

 

 

 

どこまでも絶えることのない大海原。

 

 

こんな風に平穏な暮らしがこれから待ってい

るのだろうか?

 

 

 

本当の自由を取り戻したのであろうか??

 

 

 

 

そんなことを思いつつ、ある人を訪ねた。

 

 

 

薄暗い道を進むと、その先に透明なガラス越

しにその人の姿はあった。

 

 

 

久しぶりだ。

 

 

顔つきは少し痩せていたように見える。

 

 

 

「なあ、月人、、、、、、」

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

私は高校生になった。

 

 

 

親の厳しさなどもあり、無事進学校には進学

したのだが、正直こんなところに来てよかっ

たのかと思った。

 

 

 

自分は勉強を特にしたいなど思ってない。

てか勉強してなんの意味があるんだ。

 

 

 

こんな知識大人になってから絶対に使わない

だろう。

 

 

 

それよりも若いうちに、やりたいことだけや

ってたほうが楽しんじゃないのか?

 

 

 

そう思う気持ちの方が正直強かった。

 

 

 

2ヶ月に一回くらいある定期テスト

年に3回行われる学力テスト、

漢字小テスト、古文単語テスト、英単語テス

ト、構文テスト

 

学校はなんでこうもテストが多いんだ。

 

 

きっとテストをしないとほとんどの生徒が勉

強を怠るからだろう。

 

 

 

にしてもだ、テストが多すぎる。

 

 

 

 

しかも、学校ってなんか違和感を感じる。

 

皆同じ制服を着て、毎日同じ時間に登校し、

同じように勉強し、周りとの協調性が求めら

れる。

 

 

みんなと違うことを少しでもすると、

なんだか変な目で見られる。

 

 

 

変なやつって思われるんだ。

 

 

 

 

みんなと同じように、超優等生みたいな感じ

で過ごしていたら、周りの生徒、そして先生

からもちやほやされる。

 

 

 

これが違和感の一つだ。

 

 

 

普通のことと何かかけ離れたことがある人に

対しては、なぜか先生のあたりが強い。

 

 

 

 

そんなことを思いつつ、私は親友に会ってい

た。

 

 

 

その親友の名は「月人」。

 

 

 

 

小さい時から結構遊んでつるんでいるやつ

だ。

 

 

 

月人は誰よりも自由を好んでいる。

 

 

誰から命令されるのが本当に嫌いなやつだ。

 

 

 

当たり前を当たり前にしたくないといつも言

っているやつがこいつだ。

 

 

 

まあ、端から見たら変なやつだが、

私には羨ましく感じられた。

 

 

こんなに自分を持っているやつだから。

 

 

 

 

私は心の中で思っていても、

それをすぐに実行することなんてなかなかで

きない。

 

 

 

ただ、月人はそれはたやすくやってみせる。

 

 

行動力だけは極めて優れてる。

 

 

 

「なあ、月人。高校って楽しいか?

なんか、皆同じように勉強して、部活して、

まるでみんなと違うことをしたらいけないム

ード出てないか?」

 

 

 

「輝の言う通りだよな。そんなに高校は楽し

いところではないな。

自分の主張を押し殺される場所だもんな。個

性もクソもない。」

 

 

 

「月人は将来の夢あるのか?」

 

 

 

「将来の夢?あるよ。この世界を変えること

だ。自由を嫌っている人を少しでも減らすこ

とだ。自由こそ幸せなんだよ。」

 

 

 

 

かっこいいなと思いつつ、そんなこと夢物語

で終わるよって心の中で思った。

 

 

 

 

 

家に着いた。

 

 

 

「こんな時間までどこにいたんだ!」

 

 

でた。

いつものような怒号。

 

 

 

そんなに怒るなよ。

 

 

 

「早く飯食って勉強しろ。せっかく進学校

入ったのに、お前は何を考えているんだ。」

 

 

 

 

「いい大学に入ってもらわないと全く意味が

ない。」

 

 

 

意味がないってなんなんだ?

 

 

いい大学に入っただけでなんの意味があるん

だ?

 

 

 

勝手に私の人生を決めないでほしい。

 

 

 

こんなこと言われると勉強のやる気もなくな

る。

 

 

 

ひたすら部屋でゲームをしておきたい。

 

 

 

現実逃避したい。

 

 

 

 

「プルプルプルプル、、、、」

 

 

急に携帯から着信音が聞こえた。

 

 

 

誰だこんな時間に?

 

 

 

「もしもし、」

 

 

「ああ、輝くんかい?

久しぶりだね、お元気かい?これで話すのは

3回目かな?」

 

 

 

「またあの男だ。てかなんで携帯番号知って

いるんだ?全く教えた記憶がないんだが。」

 

 

 

「君は今、自分の進路そして勉強の無意味さ

について考えている途中だと思う。で、今ど

う思っているのかな?」

 

 

 

 

「どう思ってるって言われても、、、」

 

 

 

 

 

「君は自分の夢があるはずだ。高校で勉強す

るよりも、それをいまからやったほうがいい

に決まっているって思っているはずだ。」

 

 

 

また、私の心理状況を当てやがった。

 

 

 

 

「勉強って確かに無意味なことなのかもしれ

ない。ただ、勉強だけは自分を裏切らない。

知識は自分のものとして一生残る。しかも

だ、勉強をすることで人生の選択肢は増える

んだ。いろんなことを知り、こんなことにも自分は興味があるんだ、そう思わせてくれる

のが勉強だ。」

 

 

「だから、高校のうちから、学校の勉強だけ

でなく、体験などを通して、いろんなことを

経験していくといい。ただ、基礎知識はどん

なことにも必要なんだ。

そのためにも高校でしっかりいろんな知識を

学校で吸収しておくといい。」

 

 

 

「そして、学校は集団生活で違和感を感じる

かもしれないが、自分の価値観と違う人と毎

日接することができるって考えれば、学校っ

て素晴らしい場所だ。」

 

 

 

「自分とは違う考え方を学ぶこともできる

し、気づけなかったことにも気づくことがで

きるかもしれない。学校って知識の倉庫なん

だよ。」

 

 

 

 

 

確かにそうなのかもしれない。

 

 

 

 

 

月人とは全く異なる意見を言ってくるこの

男。

 

 

 

たった二人の意見でさえこんなに違うのか、

 

 

そう思わせてくれた。

 

 

 

 

「ただ、輝くん。君には将来の夢があるはず

だ。

それに向かって毎日過ごしていくことは大事

だし、大学に行かず、その道に向かって突き

進みたいのであればそうすればいい。」

 

 

 

「君は両親に常に監視されているようなもの

だ。だが、視点を広げると自由は広がってい

る。」

 

 

 

私は決めた。

 

両親に直接自分の気持ちを伝えてやろうと。

 

 

 

 

ガチャ。

 

 

 

「父さん、母さん話がある。」

 

 

・・・・・・・

 

 

 

 

これは!!!

 

 

大きな音の正体は、まるで現代の人に見えな

い方がこの地上に舞い降りた時の音であった

んだ。

 

 

 

誰だこの人は?

 

 

 

 

「今は西暦何年なんだ?」

その人はこう口を開いた。

 

 

 

「今は2040年です。」

 

 

 

「そうか。本当にきてしまったのか。

ん?なんだ?なぜ君はそんな悲しい顔をして

いるのだ?」

 

 

 

 

「実は今の社会は・・・」

 

 

 

 

 

「なるほどな、それで君は後悔しているの

か、自分がやってきたことに。質問するが、

君は自分を変えたいか?」

 

 

 

「そりゃ変えたいですよ!」

 

 

 

 

「一つだけ方法がある、君自身を変え、世界

を変える方法が!」

 

 

 

 

・・・・・