毎日を自分らしく生きたい人のゆるーり雑談blog

ちょこっと、ゆるりと。〜中学生シオンの物語〜

2人のキャラクターと共に、毎日思ったことや本から得た知識についてゆるーり発信していきます!

“仙人の教え|毎日自分らしく楽しむことに人生の意味がある”

☆超監視社会からの脱出〜エピソード1〜☆

 

こんばんは( ・∇・)

 

 

 

今日からまた新しいエピソードが始まりま

す!!

 

 

 

その名も「超監視社会からの脱

出」

 

 

 

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主人公の輝は自分の望まない家庭環境の中、

いろんな苦難を経験していく。

しかしそんな時に毎回謎の男が現れる。

この男は一体誰なのか?

そして、この男が輝の前に現れる目的とは?

 

 

 

 

ただ、この男との出会いで輝の生活は少しず

つ変わっていく。

 

 

 

 

そして、輝は自分の置かれている境遇から

脱出できるのか、大切なもののために社会に

逆らうことができるのか、脱出の先に見えた

ものとは!!

 

 

 

 

 

ちなみにこの話はフィクションです笑

 

 

 

 

それではエピソード1(いじめに

ついて)をお送りします( ・∇・)

 

 

 

 

 

私は現在30歳。

 

 

 

現在は自分で会社を経営しているが、

昔を振り返ると、辛い現実が蘇る。

 

 

 

なんていっても今の社会は超監視社会。

どこの企業で働いていても常に監視されてい

るし、ちょっとでもおかしな行動をとれば、

社会から排除されてしまう。

 

 

 

 

そうだ、企業に勤めている限り、この監視か

らは避けられない。

 

どうして、こんな社会になってしまったの

か?

 

 

 

昔はもっと皆が自由にやりたいことができて

いたというのに、

 

 

 

 

おそらくあの事件が起こったからであろう。

 

 

 

世間を賑わせたあの事件が起こってから、こ

の社会は変わってしまった。

 

 

 

ふと顔を上にあげる。

 

 

 

大きな鳥が空を自由に飛んでいる。

 

 

 

なんて優雅に飛んでいるんだ。

私ももしあのままだったら、こんな鳥のよう

にはなれなかっただろう。

 

 

あの男に会うまでは。

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

今から17年前。

 

 

 

 

 

 

「ドンドンドン!!!」

 

 

私は今暗闇の中にいる!

 

なぜそんなところにいるかって?

 

 

 

 

閉じ込められているのだ!

 

 

 

誰にって?

 

 

 

そう、両親にだ笑

 

 

確かに閉じ込められるようなことをした自分

が悪い。

 

 

でも、わがままだっただけだ。

 

 

 

それだけで倉庫に閉じ込めるなんて、

 

 

なんて理不尽なんだ。

 

 

 

閉じ込められてもう1時間になる。

 

 

流石に倉庫の中の暗さ、匂いに耐えきれず、

倉庫のあちこちを叩きまくった。

 

 

 

すると、両親が目の前に現れた。

 

 

 

 

「もうわがまま言わないか?」と一言だけ言

い放ちながら。

 

 

 

そうなのだ、私の家族は超お硬い奴らの集ま

りで形成されている。

 

 

 

父は銀行員

母は超真面目な教師

 

 

 

そんな奴らの中で生きている自分が恥ずかし

い。

 

 

こんなところに閉じ込めやがって、

 

 

こんな閉塞感満載のところに閉じ込めやがっ

て、

 

 

 

まるで拘束されている気分だった。

 

 

 

 

こんな生活なんて嫌だ。

 

本気でそう思っていた。

 

 

 

毎日親に好かれようと真面目に生き、

少しでも変なことをすればすぐに怒られ、倉

庫行きだ。

 

 

 

私は何者なのか、

 

 

 

まるで感情がなくなった操り人形のような感

じだ。

 

 

 

 

倉庫に閉じ込められていないときでさえ、

私の見える景色は霧がかかっていた。

 

 

 

私の将来は真っ黒だ。

何もない。何も楽しいことなんてない。少し

でも色がつくということもない。

 

 

 

何もかも投げ出したくなりながら、

私は小学校に通っていた。

 

 

 

小学校にいる時は、家にいる時よりかは生き

ている感じがした。

 

 

なんせ友達がそこにはいるからだ。

 

家でどんなことが起きようと、

ここで全てを発散できるんだ。

 

 

 

ただ、私は悪さも同時にしていた。

 

 

しかも、タチの悪い悪さだ。

 

 

 

ある奴が気に入らない。たったそれだけでい

じめた。

 

 

毎日給食袋を隠し、靴箱の中を落ち葉でいっ

ぱいにし、上履きの中は押しピンでいっぱい

にした。

 

 

それに加えて授業中とかはずっと後ろからケ

シカスを投げ続けた。

 

 

 

たまに話しかけられることもあったが全無視

だ。

 

 

ふふふ。家で嫌なことがあってもこんなこと

をしてれば、全部発散される。

 

 

 

明日はなんのいじめをしてやろうか。

 

 

 

そんなことを考えている時、ふと目の前に知

らない男が現れた。

 

 

あんたは誰なんだ??

 

 

ぱっと見40代くらいに見える。

 

 

最初から私を探していたかのように私のこと

をまっすぐ見つめている。

 

 

 

何なんだ?この人は?

 

 

 

 

そんなことを思っていると、その男が口を開

いた。

 

 

「やあ、輝くん。お元気かい。

率直に聞くが、君は今幸せかい?』

 

 

「君は今いじめで自分の気持ちを保とうとし

ているよね。

いじめをすることで気持ちが晴れると思って

いるよね?」

 

 

 

何なんだこの人は?

 

そもそもなんで私の名前を知っているん

だ??

 

 

 

「君の名前を知っているのにも訳があるん

だ。

ただ、今はその理由を言えない。後々わかっ

てくると思うよ。」

 

 

 

さっきから何を言っているんだ??

 

 

 

 

 

「君がやっていることは、本当にやっていい

ことなのかな?

いじめられる方はかなり辛い気持ちを抱える

ことになるよ。」

 

 

 

そんなことはわかっている。

でも自分の気持ちを保つためにこっちだって

必死なんだ。

 

 

 

「君は本当にそんなことして気持ちがいいの

かね?

本当は誰かをいじめることで自分をさらに傷

つけているんじゃないか?」

 

 

 

 

自分を傷つけている?誰が?

そんなこと考えたこともない。

 

 

 

「正直にいう。君は自分が恵まれた環境に育

たなかったことを理由にして、その鬱憤を他

の人にぶつけてるんだ。ただ、それは君が全

て環境のせいにしてるからなんだよ!」

 

 

 

それはそうだけど。

 

 

 

「いじめられる人にとって、君の家庭状況な

んてなんの関係もない。

なんも関係ないのにいじめられるってどうい

うことだと思う?」

 

 

 

 

「それを一言で理不尽と言うんだよ」

 

 

 

 

「自分が嫌な思いをしたとしても、他人には

優しく接する。それこそが本当に強い人なん

だよ。」

 

 

 

「だから君がやっていることは弱い人がする

ことだ。そして自分自身を傷つけている。」

 

 

 

 

 

私は間違っていたのだろうか?

 

 

あの人にはなんの関係もないのに、いじめて

しまっていた。

 

 

自分を傷つけていたなんて考えてもいなかっ

た。

 

 

 

これ以上、自分を擦り減らしたくない。

 

 

ある男の助言によって、私はあることを決心

した。

 

 

 

いじめていた人にきちんと謝ろう。

 

 

そして自分の弱さを全て吐き出してみよう。

自分が置かれている境遇。自分の家庭環境な

ど。

 

 

少しずつ今までの失われた日々を取り戻して

行こうと!

 

 

 

 

「いじめる人もいじめられる人も、自分の弱

さを全て吐き出すことによって、新しい関係

性が築ける可能性もあるんだ。」

 

 

「決して自分で自分を傷つけないようにする

んだよ。」

 

そんな言葉を残してある男は私の目の前から

消え去った。

 

 

 

 

誰だったのだろうか?

 

 

 

 

だが、少し救われた気がした。

 

 

 

まあ、あまり考えすぎないようにしよう。

 

 

 

 

 

今日はそろそろ家に帰るとするか。

 

 

 

 

てくてくてくてく・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エピソード2に続く

 

 

 

 

 

明日はエピソード2をお送りします!

 

楽しみにしていてくださいね!

 

 

 

それではまたまたー( ・∇・)